冬の暖房器具の定番であるこたつ

日本の文化ともいうべき冬の暖房器具といえば、こたつです。畳に座り布団で寝るという日本人の生活様式に合った、冬の暖のとり方です。その歴史は古く、室町時代から利用されています。掘り炬燵から電気炬燵へと少しずつ進化しながら、今に至ります。こたつの熱源である赤外線ランプが赤いのは、視覚的にも温かさを感じられるようにするためだと言われています。昔は今と違い、大家族で家族同士のコミュニケーションも盛んで、テレビが居間にしかないという家庭が多かったのです。冬は家族が炬燵に集まって暖まりながら、語り合ったりテレビを見て過ごし、炬燵が一家団欒の象徴でもありました。近年は電化製品の発達や欧米化した生活様式に変化し、こたつも色々と改良されています。赤外線ランプの出っ張りがなく、温風の出るヒータータイプのものも増えています。


デザイン性も重視され、布団を外せば夏でも使える家具調こたつも人気が高いです。一人用のミニタイプや丸い形のもの、椅子に腰掛けて入れる脚の高いタイプなど、利用者のニーズに合うように様々な形のこたつがあります。炬燵とみかんの関係に着目してみたいと思います。まず、みかんは冬の代表的な果物で、ほどよい甘さが万人に好まれています。包丁などを使わずに、皮をむくだけで食べることができるという手軽さと食べやすさもポイントです。また、みかんにはビタミンCが豊富に含まれています。このビタミンCは熱に弱く、効果的に摂取するには生の野菜や果物が良いとされています。皮を剥くだけで手軽に食べることができるみかんは、冬のビタミンC摂取にはとても向いている食べ物です。そして、風邪予防や乾燥したのどを潤すのにも最適です。このような理由から、炬燵で暖まりながら冬を乗り切るのに必要な栄養や水分を手軽に補給できるので、昔から炬燵の上にはみかんが常備されています。炬燵の利点は、まず、他の暖房器具に比べて、光熱費がかからないということです。そして、足を温めることによって血行が良くなり、体全体も暖まります。上に厚手の上着を着ていれば、地域にもよりますが、よほど寒い日でない限り、炬燵以外の暖房器具がなくても過ごすことができます。


また、炬燵はリラックス効果も高いです。炬燵で暖まっていると、だんだんと眠くなってくるというのがその例です。しかし、そのまま炬燵でうたた寝をしてしまうと風邪を引いてしまうので、眠気に襲われたらすぐにベッドや布団に移動して眠りましょう。